真のセルフメディケーションとは? 

セルフメディケーションという言葉があります。

セルフ=自分自身で
メディケーション=投薬・薬物治療をすること
という意味で、患者自身が病気や不調の原因を判断し、
自分で薬を選んで対処することです。
「自己治療」とも呼ばれます。

セルフメディケーション=自己治療は、
患者自身が選択肢を任されているという意味なので、
一見良い印象を持ちますが、
現在、社会で普及している「セルフメディケーション」には
誤った観念が刷り込まれているので要注意です。

最近よく耳にする
「セルフメディケーション税制」という言葉があります。

ここでいうセルフメディケーションの意味とは、
税の控除対象として指定されている
大手製薬会社の薬剤の中から患者が選び、
自分でドラッグストアで買ってもらうことです。
一見、患者の側に選択肢があるように見えて、
実はこれまでの医療と大差ないものです。

本来のセルフメディケーションは、患者自身のために
幅広い選択肢があってこそ、意味を持ちます。
病気を良くする薬には、化学薬剤のほかにも
ビタミン剤やミネラル剤などいろいろあります。
また、薬=クスリという言葉には、もともとは
化学薬剤以外の薬草、それに温泉やマッサージ、
人からの効果的な助言など、人を癒すもの
すべてが含まれていました。

自己治療には、あらゆる選択肢が許されてしかるべきです。

そこでTHINKER FAMILY HEALTHでは、
「真のセルフメディケーション=健康のDIY」として、
以下のように定義してみました。

①医者や薬に依存せず、自分と家族の健康維持と治療に対し、100%責任を持つ                     ②人体の仕組み、病気と癒しが起きる仕組み、健康管理を日常的に勉強する
③療法に関しては、より広い選択肢から自分に合うものを選ぶ
④何もしないことまで含め、個人にはあらゆる療法の選択が許される

【健康に責任を持つこと】

個人が自分の健康について無責任で許される時代が長く続いてきました。
しかし、自分の健康は自分に責任があります。
普段、好き勝手に不摂生な食生活をしておきながら
病気になったら、すぐ医者頼み、という人が多く
いまや、一億総病人の時代。医療費は国家財政まで圧迫しています。
自分の健康度は周りの人や社会全体に大きく影響します。
自分が健康なら、その分、人や社会のために働くことができます。
健康管理術をマスターしたら、家族の健康にも貢献できます。
健康管理がおぼつかない家庭では、最悪の場合、血筋が途絶えてしまいます。
たかが健康ですが、命や家系の存続にも関わる重大な面もあります。
健康のDIYを意識して、マスターすることは、
自分自身のことだけでなく、
家系や、ひいては民族の存続にも立場をとることにつながります。

【健康管理の自己教育】

健康管理や病気治療はお医者さんだけの専売特許ではありません。
人は、自分の健康を自分自身の力で取り戻す力を備えています。
動物たちも不調になれば、絶食したり、土に体をうずめたり、
土を食べたり、温泉で体を温めます。
高等動物である人にも、そのような本能が備わっています。
しかし、私たちの多くは子どもの頃から、
「病気になったらすぐ病院、すぐ薬」という生活習慣の刷り込みがあって、
「自分は無能で無力な存在」と思い込まされています。
そのため、安易に医者の診断やクスリの力を
頼らないと病気は治らないという強い思い込みがあります。

人は高等動物です。動物のように自分自身を癒す本能だけでなく
本来は、それ以上の能力、他の人まで癒す知恵と能力まで備えた存在です。
そのために、普段から人体の仕組み、免疫力の仕組み
病気の仕組み、病気によって自己治癒が起きるプロセスなどを知っておくと
いざ病気となったときに焦らずに、病気の根本原因をみて
それに対処して、病気を機に生活改善や自己改革ができます。

医者やクスリに依存して、その場限りの対処療法に逃げ込んでしまうと
病気から何も学ぶことができません。そこには精神の成長もないばかりか
多くは医療過誤による医原病、症状の複雑化、クスリの副作用、
医薬への依存など、苦しみが長く続くことになります。
これは医師と患者の相互依存と無知から起きる「長期的半病人化」です。
これが今の日本で起きていることです。

ひとりひとりが人体の仕組みを学んでおくこと。
病気を治す手段・癒すための多様な方法が世界には存在すること。
こういった情報を学び、実践することで自分と家族が救われ、
ゆくゆくは一億総病人状態から
日本が抜け出すことにつながっていきます。

【療法は幅広い選択肢から自分に合うものを選ぶ】

健康維持もそうですが、病気治しにも選択肢は実にいろいろあります。
一方、病院ではクスリや手術一辺倒です。
検査についても血液検査にレントゲンやCTやMRIなど、
一般的な病院ではどこも同じです。
現在は診断や検査法も多様になっています。
ドイツ製・ロシア製・日本製といった複数の種類の
波動診断機・波動調整機があります。
これらの検査では現代医療と違った面から
自分の体調不良の原因や調整法を見つけることも可能です。
治療についても、医薬品だけに偏らず、食事にファスティング、
サプリなどからの栄養補給だけでなく、鍼灸・温熱療法、
波動療法、ホルミシス療法、運動療法、さらにそこから進んだ
筋力トレーニングまで、実に幅広い選択肢が可能です。

ここで重要となるのは、自分に合ったものを選ぶということです。
ほとんどの人は選択肢があることさえ知りません。
自分に合った療法を選ぶには、まず幅広い療法があることを
事前に知っておくことです。
幅広く知って、勉強しておけば、いざというとき
効果的で安全な診断法や治療法を自分や家族のために選ぶことができます。

【個人にはあらゆる療法の選択が許される】

病気は悪いもの、クスリで対処するべきという社会通念が一般的です。
しかし、それは本当でしょうか?

医療ガイドラインも以前より厳格になっており、
医者もマニュアル通りの診断と投薬を強いられるようになっています。
しかし、それは本来の医療のあるべき姿でしょうか。
人それぞれに個性があるように、病気の診断や治療法の提案も
患者ひとりひとりの生活状況をよく聞いたうえで決定されるべきものです。

また病気の対処法にもいろいろあるように、
病気のとらえ方についても、答えは一つではありません。
例えば、病気について、ただの災厄ではないという見方もできます。
病気の原因は患者自身にあり、それまでの生き方や
人生の誤りや偏りを症状として知らせてくれるものだからです。
病気になり、その治癒のプロセスを通じて
人は自己成長の機会を得ることができます。

人はみな奥深いところで、この事実を知っています。
究極のところ、人は自分自身でしか自分を癒せないのです。
外面的には医者やクスリが一時的な症状や病気から自分を
救ってくれることもあるかもしれません。
しかし、自分が本当に心の底から改心し、生き方を変えていないとまた同じ病気になります。
人はみな、最終的に自分の人生や生き方に責任があります。
病気になったとき、自分はどうしたいのか?
本当に健康になりたいのか?
本当にこの病気を治したいのか?
病気を治して(その後)どうしたいのか?
こういった質問を自分自身に問うことになります。
自分自身では気づいていなくても、
意識下では誰もがこのような自問自答を繰り返しています。
健康でありたいか、病気のままでいたいか、
要は自分の選択次第、心次第なのです。

病気のままでいるか、健康になるかの選択、
あらゆる選択肢やあらゆる療法まで含んでこそ、
「真のセルフメディケーション」といえます。