台風12号に注意!

気象庁によれば、西に進む台風は
2年前の台風10号が観測史上初めてで
今回の12号は
「ここまで真横に西に進む台風は初めて」のこと

このありえない現象に驚く人も
多いのではないでしょうか。
今回もノロノロ台風で、
前回被害を受けた西日本にさらなる被害を
もたらす可能性も大で、山沿いでは、
東側の斜面の土砂災害の警戒が必要です。
台風にはいつも名前が付けられますが、
今回の台風の名前は「ジョンダリ」
北朝鮮の言葉で「ひばり」を意味するそうです。
関東から西日本にかけて、

大きな被害が想定されています。

前回の台風7号は、西日本に大きな被害をもたらしました。

いつも被災者が口にするのは、
次のような言葉です。
「こんなに急に来るとは思わなかった」
「ここまでのことになるとは思わなかった」
人は急な出来事に、なかなか対処できないものです。
私も20年前の1998年に東海豪雨を経験し、
この気持ちはよくわかります。
外で豪雨が続く中、仕事場に膝の高さまで
浸水してきても、まだ、のん気にも仕事を
続けていたほどです。
しばらくして、これは何かおかしいぞ!と思い、
急いで家に帰ったら、
いつもの道は川になっていました。
深さはおへそくらいまであり、
泳いで家に帰りました。
通り沿いの家は浸水し、
自分の車もボンネットまで水に埋まり、

手遅れでした。

人は突然の出来事になかなか重い腰を上げないものです。

2011年の和歌山の豪雨では、
いつもよく遊びに行っていた
自然豊かな友人宅の集落が、
小学校の建物まで丸ごと山に飲み込まれました。
テレビ中継を見て、
すぐさま現地に駆け付けて目にしたのは、
土砂にまみれた建物の残骸や家具や
衣服の中にちらほら見える沢ガニやカエル。
ありえないことは起きるものです。
今回の台風も想定外です。
前回の台風でもハザードマップの被害想定は
かなり正確だったそうです。
ネットで「ハザードマップ」と入れると、

自分の住む地域の被害想定情報が出てきます。

●国土交通省「わがまちハザードマップ」
https://disaportal.gsi.go.jp/hazardmap/
川の近くや山間部の方は、

公開されているハザードマップで
自宅の置かれている状況を良く調べてみてください。
なお、現在のハザードマップには、
河川が氾濫したときの想定がされていないものと、
河川の氾濫まで想定されたものがあります。
それでも想定外の災害には、
それ以上の広範囲に被害が拡大することも
知っておいてください。
何が起きるかわからない時代です。
災害そのものは防げるものではありませんし、
今回の災害も人工災害が疑われています。
被害地域の工場を国が買い取り、
軍事利用にするという情報もあります。
外国からの気象兵器による攻撃の可能性もあります。
地震や自然災害を装った気象兵器による攻撃は
国際条約で禁止されていますが、
実際には次世代の戦争兵器として
先進国では長年研究されています。
真相はわかりません。
何が起きても大丈夫なように、
できる対策はして、心は強く、
柔軟にしておきたいものですね。