「骨粗しょう症」って病気なの?

以前、高齢の母親が長年、

骨粗しょう症の治療薬を飲まされていました。

何年も飲んでいたようです。

あるとき、「効果あるの?」と聞いてみると、

骨密度も上がっていない、といいます。

「はて、こんなもの飲ませ続けて大丈夫かな、、、」

疑念がわいて、骨粗しょう症ってどんな病気かな、、、

調べて、ビックリ!

この病気、定義はというと、

「後天的に発生した骨密度の低下した状態」

とあります。

別に何か今、困った症状が発生しているわけではない。

要は、老化で骨が弱っていく現象に

「骨粗しょう症」という病名をつけて、

さまざまな化学物質や特殊なビタミン剤を処方しているわけです。

丈夫な骨作りには、日光と運動が欠かせないというのに、

徹底した食事指導や運動療法をやるわけでなく、

ただ、クスリを処方するだけの処置。

何といい加減な、、、。

正直、母親が食い物にされている印象を受けました。

しかも、これらのクスリ、

モノによってはあごの骨が溶けたり、

重大な副作用が起きるものもあります

幸いにも、まだ良心的なお医者さんだったようです。

危ないビスホスホネート系を処方する方ではなく、

処方されていたのはビタミンK2

しかし、ビタミンK2にしても、

ビスホスホネート薬と同じで、

骨を保つため、

カルシウムが骨から溶け出さないようにするという理屈で

処方されています。(骨吸収を抑制する云々)

“骨からカルシウムが溶けだすから、骨がもろくなる!”

“これを何としてでも、くい止めなければ、いか~ん!”

とまあ、これがメジャーな「医療」の考え方です。

これ、もっともらしく聞けますが、

よく考えれば、おかしな話です。

骨が溶けだすにも、それなりの理由があります。

日頃、私たちのカラダは、

食事の添加物の摂取や環境からの毒物、

生活のストレスなどで血液が汚れます。

汚れた血液は、酸化して、pHが酸性に傾きます。

酸性に傾きすぎた血液のままでは、

ウイルスが繁殖しやすくなったり、

健康を維持できません。

そこで、これを中和するために、

骨から血液にアルカリ性のミネラルである

カルシウムが溶けだします。(骨吸収)

これで血液のpH

健康な状態に戻してくれるわけです。

その後、余ったカルシウムは

元の骨に戻っていく(化骨・骨形成)

毒素を中和した分のカルシウムは体外に排出されてしまうので、

その分、カラダはカルシウムを失うことになります。

でも、これは仕方のないことですね。

だって、血液が汚れたままでは、

全身の健康が損なわれ、致命的です。

だから、骨からミネラルを溶け出させている。

生命活動としては、こちらが最優先です。

そのために、

骨はカラダの健康を保つミネラルの

貯蔵タンクになっています。

ただの構造物ではありません。

この作用を無視して、

骨の強さ、骨密度だけにこだわって

「カルシウムを摂れ!」だの

「骨からカルシウムが溶けだすのを防げ!」

というのはおかしな話だと思いませんか?

さらに、

カルシウムより先に、

マグネシウムが溶けだしているというのに、、、。

まるで、骨の強さだけが大事で、

血液のことや、カラダ全体のこと、

さらには命のことなどどうでもいい!

という感じです。

今の医療って、

すべてがこんな感じではないでしょうか?

がん細胞だって、

血液をきれいにしてくれる

浄化装置だという研究(森下学説)があるのに、

がん細胞さえやっつければ、がんが治るんだ!とか

食事やライフスタイルの不摂生の結果、

起きている高血圧とかも、

クスリを使って、無理やり正常値に落とせばよい!とか

そんな安直な考え方が医療を支配しているようにおもいます。

さて、母の骨粗しょう症。

よくわかるように説明して、クスリをやめてもらい、

あとは、以前から飲んでいたミネラルに

青汁とヨガを続けてもらいました。

そのせいでしょうか、

今では、骨密度は70代半ばの

平均値より30%高い数値に上がっています。

(これは、40代末か50代初頭の女性の平均値)

60代に骨粗しょう症のクスリを

かれこれ10年飲んでいたのに、

ここまで上がったことはありませんでした。

近年、ただの生理現象や老化現象に

もっともらしい病名をつけることが

エスカレートしています。

何でも高価な機材で数値を測定し、

平均値から高いか低いかで

「○○病」とか「△△症候群」とか名づけて、

その数値を“改善”するクスリが処方されて、、、

あきれるくらい

ワンパターンなビジネスモデルですね・笑